
BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールとは?
最近は、Sales Techなどの文脈でも多く耳にする機会が増えた、BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールについて、理解を深めていきましょう。
BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールとは、企業内で蓄積されたあらゆるデータの収集・分析を行い、経営の意思決定をサポートするツールのことです。活用シーンとしても、経営分析・財務分析・営業分析・予実管理など、あらゆる用途で活用されています。
ベンチャー企業などにおいては、まだ組織が小さいうちは、エクセルをメインに活用していることが多いのですが、事業が成長し、扱うデータ量が多くなると、業務が複雑になります。そんな時に便利に活用できるのがBI(ビジネス・インテリジェンス)ツールとなります。
BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールの目的
BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールを目的は、経営や営業、財務などのあらゆる部門が、膨大なデータから必要な情報を瞬時に抽出し、分析して、レポーティングや、ダッシュボードとして常時、進捗を見える化することです。その結果、組織内にデータ量が多くなった際に発生する、エクセルでの膨大な手作業を行う必要性がなくなり、担当部門の作業工数を大幅に削減します。
BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールの基本ステップ
ここからは、BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールのステップについてみていきましょう。基本的に以下のプロセスで考えていきます。
- インプット
- 分析
- アウトプット
1.インプット
自部門や他部門も含めて、利用しているあらゆるシステムからデータを取り込み、ツール内にインプットします。データソースの形式なども問わずにインプットできる為、簡単にデータの統合が行えます。
2.分析
1でインプットしたデータに対して、どのような切り口で分析するのかを、BIツールに指示していきます。その際、営業部や財務部など部署単位でも、全社単位での経営分析も可能です。
3.アウトプット
2で分析した後は、グラフや表などのレポートをアウトプットとして出力できます。またアウトプットは、BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールのダッシュボードによりビジュアライズして共有可能です。各部門は、このダッシュボードを見えることにより、より簡単に施策など本来注力すべき内容を検討することが可能になります。

BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールとエクセルの違い
BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールとエクセルは、共にデータ分析や、グラフなどのアウトプットを出力することが可能です。しかし、データ量が膨大になり、様々な部門からのデータ統合などの話となると、エクセルでは対応できなくなります。BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールを活用するメリットとしては、形式が異なるデータソースを手軽に取り込めるという点です。
エクセルは個人で完結するなど、簡単なデータ分析には適していますが、複数部門のデータを統合したり、形式の異なるデータソースからデータを抽出したりすることには適していません。
一方で、BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールは、あらゆるデータソースに対応しているため、複数部門で管理していたデータを統合し、分析することがで可能です。グラフなどのアウトプットも簡単に作成でき、常時必要な情報を見える化させ、経営の意思決定をスムーズに行うことを可能とします。
最後に・・
今回はBI(ビジネス・インテリジェンス)ツールの目的や、エクセル管理との違いについて記載させて頂きました。テクノロジーを活用して、本来注力すべきところに時間を投下できるよう、検討してみてはいかがでしょうか。
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