
こんにちは。トリビス代表の山田です。
本日は数々の営業組織のオペレーション設計〜定着促進を行なってきた経験から、オペレーションマネジメントの重要性について記載していこうと思います。
ベンチャー企業では戦略や戦術といった、いかにもカッコよさそうなキーワードが注目されるケースが多いかと思いますが、私の自論としては、大部分な企業が「戦略:20%、実行:80%」の比率で重要度を考えた方が良いのではないかと感じています。つまり、世の中の企業のうち本気でオペレーションをやり切っている企業は数少ないと考えています。
オペレーションマネジメントとは、一般的な解釈としては、組織内の業務プロセスや運用を効率的に管理し、生産性や品質を向上させるための管理活動のことを言います。
かつて私が所属してきた組織では、このオペレーションの磨き込みが強く、徹底した管理体制や目標設計をとっており、高い生産性を実現していました。
では、オペレーションエクセレンスを追求し、効果的なオペレーション体制を社内に実装する為にはどうすればよいかについて以下に整理していこうと思います。
1.目的、目標を明確にする
まず、その組織にとってのあるべきオペレーションとは何か?どのような状態がベストなのか?を検討していき、何の為にどのようなオペレーションモデルにしていくかを決めることが重要です。
2.オペレーションを設計する
目的、目標が決まれば、次にどのようなオペレーションモデルを構築するのか、具体的に設計していきます。ここでは、企画サイドの理想的な要望だけではなく、現場サイドのリアルな状況を正しく理解し、組織のオペレーションモデルを検討することが重要です。
3.具体的なオペレーションとして機能する状態を検討する
その組織にとってあるべきオペレーションモデルが検討できれば、次にその理想をどう実行可能な状態にできるかどうかを検討していきます。ここでは、システムやツールなどに落とし込みながら、現場サイドの実行に重きをおいて、模索していきます。
4.事業進捗のモニタリングできる状態を作る
具体的なシステムやツールなどに落とし込んだ後は、これらを活用して現場サイドが実行した結果が正しく成果に反映されているのか、またそもそもアクションは意図した方向に実施されているのかを可視化することが重要です。
5.現場サイドへ活用を促進させる
モニタリング体制が整ったら、実際に現場サイドが実行できる状態になっているのか、ボトルネックになっている箇所がないか理解し、対策を講じていく必要があります。
6.継続的に運用を支援する
最後に、オペレーション改善は一時的に成り立つものではなく、継続的に中長期的な視点を持って実施することが重要です。市場環境の変化や自社の内部状況の変化により戦略、戦術は変化していく前提に立つと、当たり前なのかもしれません。根気よく向き合い、改善していくことをお勧めします。
いかがでしたでしょうか?ぜひより多くの企業がオペレーションマネジメントの重要性を理解し、高い生産性を実現する社会になればと考えています。

トリビスでは、「成果起点でのオペレーション設計、定着支援」におけるサービスをリリースすることになりました。営業組織におけるオペレーションをやり切っている自信が持てない、または効果的なオペレーションモデルが構築できていない経営者/営業責任者の皆様は、お気軽にご相談下さい。
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